そして、建物全体のデザインをリニューアルする事もご要望されました。元々の建物は、クライアントの母体が病院とあったため、内外装とも白を基調とした無色な空間でした。クライアントの思いは、入所者にとってこの施設は日々暮らす家であり介護を受ける身であっても生きる楽しみを感じられる場所にしたい事でした。それには介護施設といえども健康な人々でも望むデザインを採用して人間中心の快適な空間を目指しました。
デイルームは、レイアウトを変更して緑を眺められる側に移動し、内装を木調を基本として照明を全て2700Kの白熱色に統一しました。
改修後
改修前
1階の大浴場は、日々の入浴が楽しくなるように銭湯をイメージしてデザインしました。壁の富士山は日本画のアーティストに描いてもらいました。
改修前
改修後
ロビーラウンジは英国調の空間とし、入所希望のご家族に施設のユニークさを体験して、期待を高めて頂けるようにしました。
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