2017年の3月に竣工した、鎌倉の住宅の内壁で一部版築を施工しました。
厳密には版築風の造りなのですが、これがなかなか味わいのある雰囲気です。
ただ造るのは大変、もともとクライアントからのオーダーで施工する事になったのですが、版築と言われてもどんなものか経験がないので、一から調べて左官屋さんとカンカンガクガクと打合せをして挑みました。材料は4種類の泥に砂利、須佐、藁等を混ぜて、1層づつテクスチャーや幅を変えて、地層のように仕上げていきました。塗りは、1発勝負で仕上て流石名工の左官屋さんです。建物はモダンなスタイルですが、しっくりと収まりつつも独特の存在感のある本当に素晴らしい空間になりました。
Comments